2017.07.28
2017年7月14日(金)-16日(日)、毎年恒例のソフィア研修合宿を行いました。今年の舞台は静岡県浜松市・浜名湖周辺。「生産性と品質」をテーマにした斬新なワークを実施し、多いに盛り上がりました。今回は、ワークの詳細や運営メンバーの裏話も交えて、合宿の様子をお届けします。
今年の合宿は「すごろく」に挑戦!
1日目の朝。新幹線に乗り込んだメンバーにはそれぞれ1枚のカラープリントが配られました。さらにあみだくじでランダムにチーム分けが行われます。今年のワークはずばり「すごろく」です。
- 各チームに分かれる(3人、4人、5人、7人)
- 予算は1人当たり5,000円(/日)
- さいころを振り、すごろくの目に書かれたお題に取り組む
- お題を達成したら、Yammer(社内SNS)に写真をアップする
各チームは出た目に書かれたお題を解決し、制限時間内にゴールまでたどりつかなくてはなりません。しかも、それぞれの目に書かれたお題はどれも自由度が高く、どこまでの品質を求めるかはチーム次第。まさに「生産性」と「品質」の判断が要求されます。
どんなところがポイント? 運営メンバーに聞いてみました!
会議室を飛び出して、自分たちで体感できる企画にしたい、という運営メンバーの思いから「すごろく」というアイデアが生まれました。また「やりたくない仕事」「不測の事態」など、現実のプロジェクトで起こりうるシチュエーションを体感するのにぴったりだと考えました。(吉備)
あえてチームの人数を変え、チームごとに異なるアプローチや気付きが生まれるようにしました。また各コマのお題は、どんな場合に生産性や品質が高まる(もしくは低くなる)かを実感できるように考案しました。逆に「1時間時間をつぶせ」など生産性の低さに耐え切れない! ことを実感してもらうコマも用意しています。(廣井)
実は、出張に向かう新幹線の中でお題を考えました。結局採用されませんでしたが、候補の中には「宇宙と交信せよ」とか「地球温暖化を阻止せよ」などかなり難易度の高いお題もありましたよ(笑)(山口)
通常合宿の準備にはかなりの時間をかけているのですが、今回は全体での打ち合わせは4時間程度、あとは個々で作業を進めました。企画段階から生産性の高いものになっています!(三上)
生産性って何? 品質って何?
ホテルに到着後、さっそく1日目のチームに分かれてすごろくがスタート。
生産性を重視して、最初にゴール分まですごろくを振ってしまうチーム。費用節約のために徒歩で移動するチーム。クオリティを求めて地元の人に聞き込みするチーム。それぞれが考える「生産性」や「品質」によって、取り組み内容も大きく変わります。
例えば、「橋を三つ渡れ!」というお題における「生産性」と「品質」とは?
できるだけ最短距離で効率よくお題をこなすのか。それとも単なる橋ではなく、少しでも品質の高い(名前が面白い、景色がいいなど)橋を探すのか。
明確な提示がされていないワークの中で、メンバーは自分の価値観と向き合い、「ソフィアの仕事における生産性と品質とは何か」を考えることになりました。
早々にゴールへたどり着き、温泉で疲れを癒すメンバーがいる一方、トンネルを探して最後までさまようチームも。チームの人数によってもアイデアやリソースの多さ、合意形成のスピードなど強み・弱みが異なるため、メンバーたちは悩み楽しみながらワークを進めました。1日目のワークは18時に無事終了しました。
成果を発信・共有して品質アップへ
2日目は前日とチームを変え、再びすごろくを開始します。
面白いことに、1日目以上にYammerが活発になり、動画や写真がどんどんアップされていきます。発信する相手がいることで、アウトプットへのこだわりも自然と強くなっていきました。3日間の合宿で投稿数は100件を超えました。もちろん、中には目的地になかなかたどり着かず生産性の悪さに苦しむチームもあり、最後まで波乱万丈のワークとなりました。
終了後には、全員で感じたことを共有。生産性と品質の二軸で、ワークを振り返りました。「制限時間内ぎりぎりまで良いものをつくるのが、品質が高いということ」「ゴールが明確だと生産性が高まる」「動機付けがきちんとされないと、品質も生産性も上がらない」などさまざまな意見が飛び交いました。
投票の結果、最も生産性・品質の高いワークに選ばれたのは、看板の文字で「カブシキガイシャソフィア」を作るこの動画!
「カブシキガイシャソフィアを完成させよ」というお題に対し、4人で文字探しから動画完成までたった1時間で完了。さらには、メンバーの特徴(メガネがそっくりな男性3人組)を生かした構成にするというソフィアらしい遊び心も、社内で話題になりました。ぜひご覧ください。
参加者に聞いてみました「2日間の合宿を終えてみて、いかがでしたか?」
すごろくという仕組みそのものの面白さも手伝って、自然と参加している側のいたずら心が刺激されます。面白そうなアイデアが浮かんだときに「やってしまおう!」というノリで、思ってもみなかったソリューションが展開されました。(築地)
最初は不安でしたが、実際にやってみると、突飛なお題だからこそ品質・生産性をチームで定義しながら進み、楽しみつつ、本気で考えられたと思います。ワークを通じて、品質・生産性に関係するのは、そのタスクにおける“動機付け”だと感じました。当たり前のことですが、実際に体や頭を使い、チームで行ったからこそ、すんなりと腹落ちして実感できたのだと思います。(小林)
普段の仕事に追われている身では、なかなかじっくりと考える機会のない「生産性」と「品質」。しかし今後ソフィアが成長していく中では欠かせない要素です。合宿という自由な場とワークを通して見えてきた、ソフィアなりの「生産性」と「品質」の両立を目指し、今後も各メンバーたちは仕事に取り組んでいきます。引き続き、ソフィアをよろしくお願いします!