2018年3月22日に飯田橋にて、IABCセミナーを実施しました。
IABCとは、International Association of Business Communicatorsの略称で、ビジネスにおけるプロフェッショナル・コミュニケーション職の認知と専門性の向上を図るために1970年にアメリカで設立され、現在では世界70カ国に14,000名以上の会員を抱えている団体です。ソフィアの池田勝彦、築地健がIABC Japanの理事を務めています。
今回はデジタルトランスフォーメーションをテーマに、情報の急激なデジタル化やソーシャル化が進む中で、企業の情報を社内外にどのように伝えたらいいのかについて取り上げました。
第一部では、IABC JAPANチャプタープレジデントの雨宮氏が1980年代、1990年代、2010年代とデジタルのトランスフォーメーションの流れを追いながら、社会の急速な変化に対して企業はどのようにコミュニケートするべきなのかを、さまざまな事例を交えて解説しました。
海外企業の事例からは、企業が改革レベルでサービス自体のリデザインに取り組んでいることが見えてきました。デジタルトランスフォーメーションの理解によって、企業コミュニケーション職は経営支援業務に変化することが説明されると、参加者の皆様も深く頷いていました。
第二部では、IABC JAPANチャプターバイスプレジデントの築地が、エンタープライズソーシャルを用いた社内コミュニケーションの効率化と導入のポイントについてお話しました。昨年のIABC世界大会で紹介されたオーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ銀行グループ)の事例を挙げながら、国内における利活用の状況について紹介しました。最新の各種コミュニケーションツールとの使い分け等について、活発な質疑応答がされました。
セミナー後には、参加者同士による名刺交換やレストランでの懇親会も行われ、よりざっくばらんに日ごろの悩みを共有しました。参加者からは「広報の新しいトレンド話にいくつものヒントを得られた」と好評をいただきました。
次回は5月15日(火)、リスクマネジメントについてお話します。詳細については確定次第お知らせしますので、ぜひふるってご参加ください。
また下記日程で、IABC ワールドカンファレンスへの参加やメンバーシップに関する相談会を実施しております。クロスメディア・コミュニケーションズ内のIABC JAPAN事務局にて無料で承りますので、どうぞ参加ください。
4月10日(火)14:00~16:00
4月12日(木)14:00~16:00
4月13日(金)14:00~16:00
IABC JAPANウェブサイトより転載