2018.09.11
2018年8月29日(水)、企業研究会セミナールーム(東京・麹町)にて、弊社代表の廣田がエンプロイー・エクスペリエンス(従業員の体験価値)をテーマにしたセミナーを開催しました。
当日は事業も規模もさまざまな企業から、人事部門の社内コミュニケーションやエンゲージメントを担当する方々が参加されました。
昨今モノからサービスへと価値が変遷する中で、企業においても、顧客の体験価値(カスタマー・エクスペリエンス)を向上するという考え方やプロセスが着目され、様々な分野で活用され始めています。
一方で、サービス提供や顧客対応の一番の要である従業員への対応が進んでいる企業は多くありません。
今回のセミナーでは、従業員満足、従業員エンゲージメントからさらに一歩進んで、顧客の体験価値を高めていくために、従業員の体験価値(エンプロイー・エクスペリエンス)に着目し、ワークを取り入れながら、取り組みを行う考え方やステップを解説しました。
セミナーでは、多岐にわたる従業員体験の中から、どのような体験をしてもらえば従業員が前向きに、顧客目線を持って行動できるようになるのかを、フレームワークと事例を通してご紹介しました。
また後半では、前半で学んだフレームワークを活用し、
1. 事業環境の定義
2. エンプロイー・エクスペリエンスの定義
3. 従業員ペルソナ
4. エンプロイージャーニーマップ
という4つのステップで、実際に自社の課題をもとにしてカスタマー・エクスペリエンスを向上させるためのプランを考えていただきました。
【エンプロイー・エクスペリエンスの流れ】
参加者からは、「学んだフレームワークを社内に持ち帰って、さっそく現在取り掛かっている課題に適用できるか検討してみたい」「何のために従業員のエンゲージメントを高めるのか、社内コミュニケーションを改善するのかがこれまで漠然としていたが、カスタマー・エクスペリエンスの向上とセットで考えることで目的がはっきりした」などといった声が寄せられました。
ソフィアでは今後も、エンプロイー・エクスペリエンスに関するセミナーを開催するとともに、同内容を企業内の部門連動を促進するためのワークショップにも展開していく予定です。
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