2018.11.06
2018年10月29日(月)、弊社コンサルタントの築地がキヤノンシステムアンドサポート株式会社の主催する「人と組織が共に成長できる人事評価制度 設計編」オンラインセミナーにて講師を務めました。
当日は北海道から九州まで全国の人事部、総務部、経営企画部等の方々がオンラインで参加。人事評価制度設計のポイントについて、事例を交えながらお話ししました。
人事担当の方々は、評価制度を設計・運用していく上でさまざまな悩みを抱えています。例えば、働き方改革やダイバーシティなどの社会的要請の高まりの中、企業には社員の多様な働き方に対応する柔軟な制度への更改が求められます。しかし、そのニーズに対応できていないことが実情です。
実際に、今回のセミナーの受講者アンケート集計によると、21%の企業が人事制度を更新していないという結果でした。(セミナーは中小企業のご担当者の参加が多く、人事制度自体がないという回答が46%と最多でした。)
また、「社員は達成が容易な目標しか書いてくれない」、「チャレンジングな目標を立てたとしても、日常の業務の中で忘れ去られ行動に結びつかない」、また、期末評価において上司から適切なフィードバックがなく、評価に納得感が生まれず、評価制度そのものへの信用を損ねているということも起こりがちです。
このような人事制度を設計・運用していく上で起こりやすい課題について、セミナーの中では業務フロー図を使いながら、目標管理/評価制度を上手く運用するための10のTips集を、実例をもとに解説しました。例えば、組織目標と個人目標の整合を高めるための工夫や、目標共有に始まる課内・部内コミュニケーションの活性化、期中推進力を維持するための1on 1 ミーティング等についてです。
特に、人事評価制度を構築する(見直す)場合には、どんな会社・組織を目指すのか?社員にどのように働いてもらいたいのか? を改めて検討することの重要性を強調しつつ、「本日紹介したTipsはほとんどが社内コミュニケーションに関わるもの。人事担当者もコミュニケーターとしての役割認識を高めることが大切」と締めくくりました。
弊社では人事評価制度設計はもちろんのこと、社内コミュニケーションに関するさまざまな課題解決をお手伝いいたします。お気軽にご相談ください。
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