2020.06.30
2020年6月21日、社会福祉法人みつばち会様のご依頼で「組織のパフォーマンスを上げるためのオンライン研修」を行いました。
みつばち会様は都内に保育園2園、職員43名を抱えており、毎年6月に2園合同で研修を行っています。
法人の理念として「保護者・保育園・地域の方々が参加・協同し、すべての子どもたちが個性豊かに、伸びやかに育つ保育を実践します。そして、社会に発信する先進的な活動体として、平和で豊かな社会づくりに貢献します。」を掲げており、職員同士の対話を通して、保育を言語化しながらよりよい保育を考え、行動を見直していくという取り組みをしておられます。
理事長の影田さんは、様々な年代の職員がおり、顔ぶれの変化がある中においても、各自がその能力を発揮しながら自律的に行動し、職員同士が共感・共鳴しながら組織としてより高いパフォーマンスを出せるようなティール型組織を理想として組織運営を行っています。
昨年新園舎が完成した園と、事業拡大を目指す園のそれぞれが、新たな課題に挑戦するため、あらためて入職歴や年齢に関係なく対話ができる環境づくりに役立つ研修がないかと影田理事長は探されていました。そんな中、昨年11月にソフィアとIMPRO KIDS TOKYOで行った「D&I、イノベーション、挑戦を促す組織を作るインプロワークショップ」に参加いただいたことがきっかけで、今回の研修実施に至りました。
今回の研修では以下の2つをゴールとして実施しました。
①「みんなちがって、みんないい」を体現できるマインドセット
②各自がアイディア出しやすくなっている状態。お互いの意見を受け入れ合うマインドを持っている状態
当日はアイスブレイクを行った後、2つのインプロワークをオンライン会議システム(Zoom)上で行いました。
※インプロとは…
improvisationの訳で、その語源から「im(しない)pro(先を)vision(みる)」→先をみない→「今この瞬間の相手と関わりながら作っていく」という意味です。あらかじめ決められた役を演じるのではなく、お題だけが与えられて自由に演技を行うワークです。
・プログラム1 「アイディアを出す」 ~箱から何か取り出してみよう~
プログラム1の解説・振り返りでは、アイディアを出すときには自己検閲(自分のアイディアが変だと思われないか/卑猥だと思われないか/普通だと思われないか)が生じることや、これが生じない場や関係性づくりについて意見を交わしました。
・プログラム2 「相手を受け入れる」 Make your partner look good
プログラム2の振り返りでは、相手が受け入れてくれるという安心感があると、素直に思ったことが言えることや、率直な意見の掛け合いにより、思いがけないアイディアが生まれることを体感しました。
研修後のアンケートでは「まさに私は検閲で悩んでいました。そこをずばり突っ込んでいただける内容で満足しました」「みんなちがって、みんないい。みんなで助け合えばいいんだと思えた」「あまり語らない同僚に対して、何を考えてるんだ? 何も考えてない? と否定的にみるのでなく、素敵なことを思っている人! という前提で話をしてみようと思えた」という感想が得られました。
ソフィアでは、オンラインでも効果が高い体感的な学習機会をご提供しております。
今回のワークの詳細な内容を知りたい、もしくは体験してみたいという方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。