「ウシオ電機株式会社:社内報作成での密な連携 ログ解析や海外展開まで幅広く支援」
- ウシオ電機株式会社
- コーポレートコミュニケーション部 広報課 澁田 亜希子さん(左から3人目)
- コーポレートコミュニケーション部 広報課 桑子 智美さん(右から2人目)
- コーポレートコミュニケーション部 広報課 堀 和泉さん(右から3人目)
インタビュー実施日:2023年9月15日
ウシオ電機株式会社(以下、ウシオ電機)では経営(ESG)浸透ツールの制作にあたり、ソフィアに支援を依頼。その後、2022年からはウシオグループ向け社内報「Ushio Power」の制作に加え、ウシオ電機単体社内報を6年ぶりに再創刊することになったタイミングで、ソフィアでの社内報制作のご支援が開始しました。今回は社内報制作のご担当者に、支援を依頼するに至った経緯などをお聞きしました。
同じ社員のような感覚で企画について相談できることが新鮮だった。
社内報制作の支援を依頼しようと考えたきっかけは何でしょうか。
- 澁田さん
- もともと社内報はデザインから印刷までを外部の制作会社さまにお任せし、ほかの部分は自分たちで行っていました。ただ、デザイナーさんと直接コミュニケーションが取れる体制ではなく、こちらの思いをデザインに反映いただくことに課題感を持っていたんです。そんな中、2021年4月に弊社のESG経営方針が策定され、社内にESG推進部署が立ち上がり、インターナルブランディングの一環として、社員にESG経営方針を浸透させるツール制作が始まることになりました。社内報とESG経営浸透ツールは、同じ制作会社のほうが連携しやすいだろうということで、両方の制作に強い会社がないか探し始めたんです。
- 桑子さん
- 実はソフィアにお願いする前に、何社かご提案をいただいていました。けれど、広告系に強かったり、理念重視であったり、私たちが実現したいものに対して、「帯に短し、たすきに長し」みたいな状況で。ネットで調べたところソフィアが出てきて、以前、宣伝会議のセミナーに参加したときに聞いたことある名前だ!と気づいたんです。さっそくお話を聞いてみようと思い、メールでご連絡しました。
- 田中
- まさかたくさんのセミナーの中から覚えていてくださったなんて、嬉しいです。ほかの制作会社さんと比較して、ソフィアに依頼してみようと感じた決め手はあったのでしょうか。
- 桑子さん
- 当時は制作開始までの時間が迫っていて、少し焦っていた時期でした(笑)。急ぎで問い合わせたらソフィアの近田さんが対応してくださり、ざっくばらんにお話ししてみたところ「いけそう!」だと感じました。
- 澁田さん
- 今までは自分たちで企画立案を行い、原稿制作から入稿まで行っていたんですが、ソフィアの制作事例も見せていただいて、企画段階から携わっていただけそうだとイメージがわきましたね。あとは、エンゲージメントサーベイの結果分析やアクセス解析に関して、弊社でも行ってはいるものの、なかなか活かしきれていない部分ではあったので、そういった点もお任せできるのは大きかったですね。
- 桑子さん
- 実は私の中で決め手だったのは、ソフィアがグローバル企業にも数多く携わってきていることでした。知見を持った会社ってなかなかなくて。弊社の場合は、海外グループのほうが人数も売り上げも多いので、グローバルコミュニケーションの施策などを考えるときに結構重要なんですよ。また、以前から制作の振れ幅の広い会社さんと付き合いたいという思いがありました。ウシオ電機の事業自体、マーケットが多岐に渡っているため、振れ幅が広くないとフィットしない可能性があったんです。
ESG経営推進の施策では、さまざまな企画提案をさせていただきました。
- 廣井
- 私はESG経営推進の施策から携わっていますが、企画会議ではかなり奇抜なアイデアもご提案しましたよね。引いたりしませんでしたか?(笑)
- 澁田さん
- いえ、そんなことはないですよ! ソフィアの皆さんでいくつも企画を考えて持ってきてくださったので、真剣に取り組んでもらえているんだなと感じました。ポスター、動画、冊子など、どんなツールで浸透させるか、一からソフィアの皆さんに考えていただきましたね。
- 廣井
- ソフィアでは、パートナーと呼ばれる制作を共にする会社やクリエイターさんたちを少しずつ増やしているんです。なので、お客様のニーズに合わせてさまざまな提案ができるのが強みです。
2022年から始まった社内報の制作支援についてお話を聞かせてください。
- 堀さん
- ESG経営推進コンテンツの制作が落ち着いてきた頃合いで、社内報の制作支援をお声がけしました。支援内容としては、以前から発行しているウシオ電機が発行するグローバル社内報「Ushio Power」の制作、ウシオ電機社内にのみ配布している「Ushio Power 単体版」の再創刊、現在リニューアルを進めているweb社内報の3点をお願いしています。いずれも、企画から記事の作成、印刷まで全体をご一緒してもらっています。
- 堀さん
- ここが良かったと感じているのは、単体報の再創刊や、既刊の社内報を作成する場面においても、アイデア出しから同じ会社の仲間みたいな感覚で話し合えるのがすごく新鮮だったことです。「こういうやり方があるんだ」という発見もあり、やりやすかったです。相互コミュニケーションがちゃんとできていると、私たち自身がやっていて楽しかったり、盛り上がってきたりしますね。
- 澁田さん
- ソフィアには制作面だけではなく、ログ解析もご提案いただきました。実は私たちもGoogleアナリティクスを入れてはいるんですけれど、使いこなせていなくて。閲覧率がどうなっているか見ることはできるんですが、それを今後に生かすような施策を考えるようなところまで全然できていないんです。「web社内報のリニューアル後にログ解析をやってみませんか」という提案を工藤さんからお声がけいただいて、ぜひご協力いただきたいなと思いました。
制作支援で今後期待していることはありますか。
- 堀さん
- 社内報って、社員の方に対して発信する難しさもありますし、どういう反応が来るかもわからない状況じゃないですか。私が一番悩んでいるのが、お会いしたことがない海外グループ社員に対して、どうつながりを持つかなんです。そういった部分を、ソフィアと一緒に考えて、結果が出せるように伴走していただけると嬉しいですし、とても期待しております。
- 澁田さん
- 私は単体報とWeb社内報を担当しているんですけれど、今までは企画をするとき、まるで経営方針みたいにガチガチに固まり切っていました。ですが、徐々にソフィアに入ってもらって、風向きが変わってきたというか、社内報の雰囲気も変わってきたと思うんです。そういった新しい風をもっと取り入れるためにも、ぜひ一緒に動いていただけたらありがたいです。
- 桑子さん
- 創業者自身が人を大事にすることを自分の理念としてずっとやってきていたので、ちゃんと受け継ぐ必要があると思っているんです。最近では、お客様はもちろん、社員も大事にしていく流れが生まれていて、インターナルコミュニケーションを会社でも重視するようになってきました。人と人とのつながりを社内報でもちゃんと表現していきたいですし、弊社とソフィアとのつながりも今後ますます深めていけたらいいなと思っております。