概要 / Overview
- 企業規模:
- 中堅企業
- 人数規模:
- 1,000名以上
MRの生産性という業界共通のイシュー
製薬業界における市場環境の変化やビジネスモデルの変化、医師の情報収集方法の変化などにともない、MR数の減少が進んでいます。MRひとりあたりの生産性を高めていくことが、今日の製薬業界の重要イシューとなっています。
同社においても、Microsoft365の全社導入とあわせて、営業先へのMRの直行直帰による移動時間の削減や、セールスプロセスの入力業務などの周辺業務を中心に、業務改善およびワークスタイル変革に取り組みました。
ITリテラシーの壁を超えるアナログな導線設計
しかし取り組みが進むにつれて、MR一人ひとりのITリテラシーの差が大きいことや、従来の仕事の進め方と新しいワークスタイルのギャップに対する抵抗などの問題が浮き彫りになってきました。とくにITに苦手意識のある社員は、Microsoft365の操作方法といった基礎的なところでつまづいてしまい、ワークスタイル変革がラストワンマイルで停滞しているのが現実でした。
解決策として、Microsoft365の操作方法について現場MRにハンズオンのトレーニングを提供しつつ、Microsoft365の便利なティップスを集めた携帯用小冊子を作成。基本的な操作方法やデータの入力方法など、here and now(今、そこで)必要な情報は「冊子」というアナログなツールでMRに提供することで、ラストワンマイルを超えてワークスタイル変革を現場に浸透させることができました。
成果物 / Output
- 情報セキュリティのポリシー刷新
- MR業務に対するMicrosoft365の用途開発
- One Driveの運用設計とMRに対するトレーニング実施
- Teamsの運用設計とMRに対するトレーニング実施
- Teams・One Driveのティップス集、冊子
提供価値 / Value Proposition
- 社員目線の導線設計
- 社員目線のクリエイティブデザイン