概要 / Overview
- 企業規模:
- 企業グループ
- 人数規模:
- 10,000名以上
コミュニケーションツールを導入しても、リテラシーの壁があればコミュニケーションは変わらない
同グループでは、製造業として事業横断的にそれぞれの価値を組み合わせ新しい価値を生みだしていく活動と、外部パートナーと組んでスピーディにイノベーションを起こすという戦略が打ち出され、その活動に向けたシステムやコラボレーションツールが導入されました。
しかし、これまでそれぞれの事業に分かれて事業運営を行ってきたため、組織横断的な動きはしておらず、活発な動きが取れない状況でした。そのボトルネックの一つとなっていたのが、社員のセキュリティ意識とITリテラシーの低さでした。
セキュリティはコラボレーションの鍵
事業ごとにセキュリティに対する認識は様々であり、現場でセキュリティ意識が欠けている状況が多く見受けられました。主なボトルネックとなっていたのは「自部門の事業や顧客の情報資産を守りたいがために、他事業との連携を行わない」「セキュリティ強化が必要で業務負荷が高くなるなら他事業との連携はしない」といった現場の判断でした。
ボトルネックの解消に向けて、マネジメント研修やセキュリティ意識浸透ツールの制作を行い、組織横断的な活動を促してきました。セキュリティの重要性に対する現場の認識を高め、安全なコミュケーションルートを用意したことで、事業間のコラボレーションが促進されました。「セキュリティが高い=情報共有が可能」という認識を現場に浸透させることがカギとなったのです。
成果物 / Output
- 社員意識調査(セキュリティ意識とリテラシー)
- 社員およびマネジメントインタビューと分析、インサイトの抽出
- 浸透シナリオと施策デザイン
- マネジメント研修
- 浸透ツールの制作
- PDCAサイクルの実現
提供価値 / Value Proposition
- 調査分析による社員インサイトの抽出
- インサイトに合わせたシナリオ策定(伴走)
- トップおよびボトム双方における施策の実現