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お客様事例

シナリオプランニングを活用したラテラルシンキングトレーニング

概要 / Overview

企業規模:
大規模企業 事業部門
人数規模:
10,000名以上

フレームワークを埋めるのは得意でも、フレームワークを創ることができない優等生

業界最大手の同社は、就職希望企業ランキングでも毎年上位に名を連ねる企業です。管理職に昇格するまでの十数年で、研修や公開講座に参加できる学習機会も非常に多く、社員教育制度は充実しすぎているほど充実しています。
しかし、昨今の不確実な状況やイノベーション・新規事業が求められる時代において、フレームワークを素早く正確に埋める能力だけでなく、フレームワークを破ったり、フレームワークを新たに創造する能力が求められてきました。
創造性開発の研修やワークショップをいくつも実施していても、フレームワークを埋めるに留まり、答えを探す能力に長けている優等生から、どのように脱却できるかが大きな課題でした。

複数のシナリオを設計し、多角的な視点で考察する

現代はVUCA(Volatility=変動性・Uncertainty=不確実性・Complexity=複雑性・Ambiguity=曖昧性)の時代です。変化が激しく、ビジネスを含むあらゆるものを取り巻く環境が複雑化し、想定外のことが発生する「将来予測が困難な状態」です。
FRB(アメリカの中央銀行制度の最高意思決定機関)は、2021年4月の時点で米国のインフレは一時的であると発言していました。しかし実際には一時的では済まず、インフレ抑制のために金融緩和政策を打ち出すこととなりました。世界トップクラスの頭脳を持った業界の専門家でさえ、未来予測を読み違えることは少なくなく、100%の未来予測は不可能です。
空想や妄想になりがちな未来予想ではなく、複数のシナリオを想定し、反証可能なデータや事実を加えたり、自社におけるポジティブ・ネガティブの双方を明記することで、未来予測に具体性・現実性を持たせました。
これにより必然的に水平的な視点やアイディアを創出することが可能になりました。

成果物 / Output

  • シナリオプランニング設計
  • 未来シナリオの反証データに対する調査
  • ファシリテーター派遣
  • アイディア創出メソッドの提供

提供価値 / Value Proposition

  • 10年ビジョンに向けた複数のシナリオ
  • 新規事業プランの承認数増加

 

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