2020.10.06
コロナ禍の影響で社会全体におけるデジタル活用が加速し、行政や多くの企業においてDX(デジタルトランスフォーメーション)が最重要テーマとなっています。一方で、世界の企業が取り組むDXの95%は失敗するとも言われており、特に日本企業のDXは先進諸国の中で後れを取っています。
クラウドの登場によって企業の情報システムは「所有するもの」から「利用するもの」になり、IT/デジタル部門の仕事は「システムの保守・安定稼働」から「システムの運用設計・利活用」へと変化しました。「新しいシステムの導入」だけでDXは実現できません。DXを実現するために、IT/デジタル部門は「ビジネス変革/組織変革」の担い手となることを期待されているのです。
しかし、実際にDXに取り組む企業のIT/デジタル部門担当者からはこんな声が聞こえてきます。
「わが社は、ITリテラシーが低くて……」
「事業部門の抵抗が……うちの会社は現場が強いので」
「もう、POCに疲れました」
「CTO、CDO、CMOがいないので無理です……」
「事業部門が勝手にやっていて統制がとれません……」
「総論は賛成なんですが、各論の目指す方向がバラバラで……」
DXを推進する上で、実は一番大きな障壁になっているのが、ITに対する現場の社員の「マインド・スキル」と「組織の文化」です。
このセミナーでは、組織内コミュニケーションを20年間にわたってを支援しているソフィアが、これまで蓄積してきたノウハウや成功事例を元に、さまざまな状況に応じた解決策をご紹介していきます。
これからDXを推進する方、または現在取り組んでいるものの組織の壁にぶつかっている方はぜひご参加ください。
■対象
・企業内のデジタルトランスフォーメーションを推進している部門の方
・企業内のIT部門・情報システム部門の方
・事業部門でデジタルトランスフォーメーションを推進されている方
・デジタルトランスフォーメーションを推進する上で組織の壁に、困っている方
・企業内にシステムやツールを導入されているSierの方、ITベンダーの方
※1企業から複数名参加の場合も、お1人ずつ下記フォームよりお申込みください
■開催概要
日時:10月22日(木) 16:00~17:30
参加費:無料
定員:15名
申し込み締め切り:10月21日(水)
※オンライン会議システム「Zoom」を用いて実施します。ご参加者へはURLをメールにてご案内いたします。
■プログラム
1.なぜデジタルトランスフォーメーションなのか?
2.DX推進の恐るべき失敗率と、継続しない理由
・デジタルトランスフォーメーションは成功確率10%以下である
・エンプロイーアダプション(社員の受容度合い/腹落ち度合い)
3.推進側(政府・ITベンダー・IT/デジタル部門)と実装側(現場や社員)の本音とギャップ
4.具体的な失敗事例と、成功に導くための施策
・失敗事例A:基幹システム
「事業部門の抵抗で業務が変わらない」
・失敗事例B:BI(Business Intelligence)ツール導入
「誰も使わないし、使えない」
・失敗事例C:Micorsoft365&CRMツール導入
「ITリテラシーの問題で、残業が減らない」
5.質疑応答
■講師
株式会社ソフィア コミュニケーションコンサルタント
山口 孝弘
システムインテグレーターを経て、株式会社ソフィアにて、IT事業の責任者。大規模システム開発のプロジェクト・マネージャーを担当。システム設計時にユーザー視点を取り込むことに精通している。また、システム構築に留まらず、本質的な課題の把握から、効果的な解決手法を導き出すことを得意とする。
実績:出光興産、ニチレイグループ、日本たばこ、いすゞ自動車、ソフトバンク、三井不動産、キャノンマーケティングジャパン
株式会社ソフィア ビジネスデベロップメント ディレクター
近田 真樹
コンサルティングファームに10年間在籍。アジア圏(中国・韓国・台湾・・)の事業法人の責任者を経て、株式会社ソフィアで、事業開発・新メディア開発・SAAS商品の事業開発に従事。大企業のコーポレート部門のインナーコミュニケーションの支援や事業部門に対する事業開発支援やITツールPOC支援などに従事。
実績:東京海上日動火災保険、NTTデータ、出光興産、TIS、ADEKA、ソフトバンク